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中越地震・小千谷市から

ボランティア・カンパの募集

★グローバル・ピース・キャンペーン★
OPEN-J BOOMERANG 475【おぢや 楽市楽座】より
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■転送・転載・大歓迎■

◆加藤寛明◆

テントプロジェクトが始まって以来、皆様の暖かい支援に大変感謝しております。
オープンジャパンの郵便振替に一旦ご寄付いただきました寄付金は、全額こちら
に頂きました。いずれ時間が出来次第、サイトの方でご報告させて頂きます。

中越元気村は小千谷市を中心に活動していますが、そこで気がついたことが、我
々ボランティアの支援が一方的な支援になっていないかということでした。

私が体験した7月の三条市での豪雨災害では、川のこちら側の被害のないところ
に住んでいる人たちが、向こう側の被害を受けた人たちを一生懸命助け、そこで、
個人や各NPO、ボランティア団体、企業や行政、企業など、いままで繋がるこ
とのなかったもの同士が結びつき、大きなエネルギーとなりました。

今回の地震では、ほぼすべてのエリアがダメージを受けていますが、被害の程度
にも大、小があります。ただ、点在していて、つながりは大きくないように感じ
ます。

そこで、これからは一方的な支援ではなく、地元の人たちに立ち上がってもらい、
声を出してもらい、我々ボランティアはそれをサポートするために、使ってもら
うような感じで、長期的な視点で考え、支援が必要なのではないかと考えました。

被災地に来ている各ボランティア団体も、お互いばバラバラな動きをしているの
で、地元の人に声を出してもらうことにより、立場や内容は別々であろうとも目
的はひとつですので、それに向かったまとまった動きができると考えていました。

そこに電話をかけて来てくれたのが、小千谷市に住む地元の女性の笹岡さんでし
た。三条で開いた「楽市楽座」を参考にするために電話をかけてきてくれたので
すが、直接お会いし、「地元が立ち上がらなければならないんです」ということ
を一生懸命に語ってくれました。

笹岡さんに呼びかけてもらっているこの【楽市楽座】は、復興のために荷物を送
っていただきたい、という気持ちはもちろんのことですが、この【楽市楽座】を
通して、地元から生きる力を湧き上げてもらい、地元の人も、ボランティアの人
たちもつながれる機会になることを期待しております。
引き続きみなさんのご協力をよろしくお願いします。
hiroakijosekato@yahoo.co.jp

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◆笹岡朋子◆

全国の皆様はじめまして、震源地近くである小千谷市に住む笹岡朋子と申します。
10月23日午後5時56分に震度6強の第1震発生しました。今までに体験し
た事のない激しい揺れに強い恐怖を憶えました。

とにかく家族の名前を叫び続けたのですが返事はなく、あまりの長い揺れに耐え
切れず外へ飛び出してしまいました。なすすべもなく、しゃがみこんでいると、
次々に家族や近所の人達も皆無事に出てきました。しかし何度も続く激しい余震
に家族で「地球が壊れ始めたのかもね。人間が傲慢だったからとうとうこの日が
来たのかもね」等と真剣に思い巡らせました。

そこへ第1報が飛び込みました。近くに住む私の友達の家が1震目でぺっしゃん
こになっていたというのです。もしかしてと、回りを見渡すと、格差はあるもの
のそっこら辺で被害を受けており大変なことになったと思いました。しかし更に
後で知ることになるのですが、私の近所は街中だったので損害が軽微な方でした
が、他はもっと凄い事になっていたのでした。

被災状況は様々です。山が崩れて埋まった家、山が動いて危険な家、天然ダムや
川の氾濫で水没・浸水した家、激震に耐えられず崩壊した家、全焼の家、土砂崩
れ等で自由に行くことができない家などなどです。そして今回の震災で特にひど
いのが山地のようです。

私は元来山地が大好きでした。自然の中で大地に根付いて生きてきたお年寄りは
人間のあるべき姿だと敬意を払っていました。いつか自然に逆らうことなく同じ
様に暮らしたいと考えていました。街にはない豊かさや脈々と伝わる知恵や伝統
などがそこには沢山あったのです。それが今回の震災で危うくなっているのです。
悲しくてなりません。やりきれない気持ちでいっぱいです。

自分の家が住めるから良かったなんてとても思えません。あの人々があの山々が
また力強く生きていけることを強く願います。

でもこれから厳しい冬が来ます。除雪が出来なければ家への道のりは更に遠くな
り、雪の重みで潰れてしまうかもしれません。山や川がどうなってしまうかもわ
からない等心配はつきません。今はせめて1日も早く仮設住宅でもいいから暖か
い部屋で暮らしてもらいたい。そして春が来たら再建に向けてスタートして欲し
いと願います。

数日後自宅の片づけを始めて気づきました。どこの家にも眠っている不用品が沢
山あるのでは?ということです。そんな折、HPで楽市楽座(全国の方に提供品
を呼びかけプレゼントしてもらう)の事を知りました。今回の震災で不自由な思
いをされている方に見事にマッチングするのでは?と思い三条市で経験をつんだ
加藤さんに話を伺いました。

しかしリスクやクレームなどの不安を想像するだけで踏み込めずにいました。そ
んなある日、道を塞いでいた土砂が取り崩され、浦柄地区がやっと開通し、土砂
出しのボランティアが足りないという事で私も駆けつけました。

そこは皆川ゆうたちゃん家族が巻き込まれたあの現場のすぐ脇にある集落です。
山崩れと水害をダブルで受けておりテレビなどで見る印象とは違う衝撃的な現場
で、気持ちをこらえる事ができませんでした。そのすさまじさを見て決心しまし
た。ここに住む人達の一部でも喜んでもらえたらそれでいいじゃないか。せめて
私に出来ることをやらせてもらおうと。

そこで、皆さんにお願いがあります。眠っている家電品、日用品、家具などを被
災した人たちにプレゼントして戴きたいのです。それらを無料フリーマーケット
「楽市楽座」として開催し、新しい生活に役立ててもらいたいのです。何卒、ご
協力のほどよろしくお願いいたします。

震災直後より、全国から多くのボランティアその他様々な形で応援してくれる方
々に支えて頂いていますことを感謝しております。地元の人による復興も様々な
面で行われてきましたが、皆さんの力なくして今はないと実感しており、方々で
素晴らしい話や出会いが生まれていることを聞くにつれ嬉しく思っています。
 
1ケ月以上たった今でも身に降りかかった事の大きさに理解できないような気持
ちでいたり、まだまだ余裕がない方が多いというのが現状です。

全国の皆さんのお力をおかりしながら、できる人ができる範囲で復興へ歩んでい
けたらと考えております。長期になると思いますが、今後ともご支援のほどよろ
しくお願いいたします。
              
             ★おぢや楽市楽座★
                
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■開 催 日■  2004年12月11日・12日
■開催時間■  午前10時〜午後4時
■開催会場■  新潟県小千谷市旭町10−41 まごころ市(株)魚沼水産内

■荷物の送付先■
新潟県小千谷市旭町10−41  まごころ市(株)魚沼水産内【楽市楽座】
送り状に書かれる電話番号は、090−9386−9813とお書きください。
(直接のお持込も大歓迎です)

■荷物の受付期間■ 2004年12月 4日〜10日 
(お持込みは、午前10時〜午後4時でお願いします)
■呼びかけ人■  結の村おぢや 代表 笹岡朋子
●問い合わせ先:どんなことでも、ご相談、お問い合わせください。
 笹岡朋子  090−9386−9813 <seedsasa@amber.plala.or.jp>
■中越元気村 090−6102−9308 <genkikki@hotmail.co.jp>
<http://www.gassan.jp/genkimura/>

♪〜☆。:・.´*・。:。・′:。、・☆。:・.´*・。:。・′:★。〜♪・。:

【家  電】冷蔵庫(小・中サイズ)、テレビ(小・中サイズ)、テレビ台、炊
飯器、電子レンジ、こたつ、ストーブ(仮設住宅ではガスは使えま
      せん)、ビデオデッキ、掃除機、洗濯機(全自動・2槽)(新潟は
      60ヘルツです。ご注意ください)
【台所用品】食器全般、なべ、ヤカン、ラップ、アルミホイル、洗剤
【生活用品】自転車、衣装ケース、電話、FAX、(できるだけ未使用の)布団、
      座布団、こたつ布団、シーツ、タオル、洗面用具類、シャンプー類、
      長靴
【食料品】(引き出物などの新品)油、コーヒー、醤油など

■ボランティア募集
12月3日〜13日のうち半日でも、毎日でもお願いします
     ・会場作りや、荷物の集荷などをしてくれる方
     ・フォークリフト操作、その他技術のある方
     ・軽トラ、バスなどを貸してくれる方、運転してくれる方
     ・テレビのチャンネル合わせのできる方、電気系統に強い方
     ・何でもいいから楽しく参加したい方
     (何も技術はいりません。参加したいという気持ちのみで!)
     ・当日(11・12日)の荷物の移動、受付、駐車係り、運転手、盛
      り上げ役、その他

■運営資金のお願い
多少の金額でも構いませんのでこの活動にご寄付下さいましたら幸いです。
  ■郵便振替:  口座番号 : 00570−0−43973
          口 座 名 : 中越元気村
(通信欄に【楽市楽座】とお書きください)

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◆草島進一◆

■【村おこし隊】が大活躍 ボランティア募集■

地震から1ヶ月を越えました。今、現地で最も必要なことは、「冬支度」です。
元気村は、山村で一時孤立した塩谷地区、叉、朝日寺沢地区の方々約270名の
方が避難していた小千谷高校での炊き出しからはじまり、本部をそのグラウンド
に設け、密着型の支援活動をおこなってまいりました。

この地域は途中の道の土砂崩れなどの関係で、避難勧告が解けていず、天候が落
ち着いた日に「一時帰宅」できる、といった状況です。また、「一時帰宅」の際
にも避難民の世帯数しか「許可証」が発行されません。

一時生き埋めになって救出がおこなわれた浦柄地区野手前にゲートが設けられ、
チェックの後、ようやく入村できるといった状況です。元気村では、はじめは、
住民の方の車にまるで親戚の一人として乗り合わせて現地に行き、作業をはじめ
ました。

実際、僕も最初、乗り合わせで行ってみました。ゲートからはいると、土砂崩れ
のためにできた天然ダムにより水没した浦柄地区を通過します。そして道路を囲
む山はほとんど地滑り状態で、車道を至る所で寸断していたのをやっと通れるよ
うにしてあるといった感じでした。

塩谷地区にも村民の車に同乗して行きましたが、そこに至るまでは途中、地震で
焼失した現場、やたくさんの崩れた棚田、崩れた鯉の池を見せつけられました。
 
朝日、寺沢地区は、山間部でも比較的入り口に近いところにあるのですが、行っ
てみると土砂崩れの道路を30分程歩いて畑の作物を運び出したり、くづれて家
中に散乱した薪を積み直したり、家の中の片づけをしたり、車の冬タイヤへの交
換をしたり、と、手伝える仕事はたくさんありました。
 
はじめは「ボランティアなんか来ても・・・」と思いがちだった地域の方も、行
って一生懸命働く若者達と一緒に作業する中で、村の歴史の話、伝統の鯉の話、
いろんな話をしながら、「やっぱり一緒にやると楽しいねえ」といいだし、「そ
んじゃうちもお願いするか」という輪がどんどん広がっています。

寺沢地区に最初から入り続けている元気村スタッフ、広瀬君は、この1週間毎日
この地域に入り続け、村の方々のご用聞きと作業に徹してきました。もうほとん
ど頭の中に住宅地図ができていて、「今日は、畑作業が残っている○さんのとこ
ろと○さんの鯉の仕事をやりましょう」と段取りを住民の方と一緒にできており、
村民の方の信頼をどんどん集めています。

現在は、ボランティアの車輌に許可証を分けていただき、どんどん現地にはいっ
て作業をおこなっています。村の人たちは言います。「ホントはもうほとんどの
冬支度をあきらめたんです。でもボランティアの皆さんが来てくれたおかげで、
いろんな事ができてます。本当にありがとうね」

孤立集落の冬支度を支援する【村おこし隊】はこの数週間が勝負です。
みなさんのご支援をよろしくお願いします。

■仮設住宅 小千谷市内、3日に第一次鍵の引き渡し 引っ越し隊大募集■
小千谷市災害対策本部によれば、現在建設作業が進んでいる小千谷市、農業試験
場跡地の仮設住宅の鍵の引き渡しがほぼ決定したとの事。私たちがケアし続けて
いる塩谷、朝日寺沢地区のみなさんの引っ越しがはじまります。そこでこの週末
4日、5日のボランティアを募集します。

■ボランティアにいらっしゃる方へ■
現地本部は、小千谷高校グラウンドにあった本部テントが11月27日未明の嵐
で崩壊してしまっため、小千谷高校の近くに建てたピンク色の巨大ドームの中に
本部機能を移転しました。

ピンク色のドームは、雪の北海道で、土木作業などをおこなうために開発された
もので、寒さがどんどんつのる中越の被災地でがんばっている元気村の活動のた
めに使って欲しいということでご提供いただきました。仮設にすぐに入居できず
テント暮らしをされている住民の方々と元気村スタッフの宿泊所、本部、キッチ
ンとなっています。

巨大テントの中にキャンプ用テントを建て、それに宿泊できます。ぜひ3シーズ
ン用か冬用の寝袋を持参ください。また、ボランティアに来る際の装備ですが、
毛糸の帽子、ダウンジャケットや防寒着、防寒ズボン、そして防寒長靴、は必須
アイテムです。軍手もすべり止め付きがおすすめです。
中越元気村 <http://www.gassan.jp/genkimura/>
090−9386−9812 草島

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