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宮崎・綾町の照葉樹林で「幻のキノコ」発見

鉄塔工事見直しの署名に協力を!

宮崎の照葉樹林に関してのお願いのメールが届きました。
緊急事態なので転載させていただきます。
ぜひ、ご協力をお願いいたします。

突然のメール失礼いたします。
私共は,宮崎県・綾町の「綾の照葉樹林」をユネスコの世界遺産に登録すべく活動している団体です。
こんかいメールさせていただきましたのは,宮崎県綾町で,九州電力が高圧線の鉄塔工事に着手いたしましたことで,宮崎県内の自然保護団体と九州電力の間で,トラブルが起こっております。というのも,財団法人日本自然保護協会が「綾の照葉樹林」をユネスコのMAB(生物圏保護区)に指定すべく,調査に着手するまで,鉄塔建設の一時中断を求めましたが,九州電力としては影響がないとの判断で着工しました。
私共としては,鉄塔工事や電力事業に全て反対と言うことではなく,本当に生態系に影響があるかないかの入念な調査を行うよう要請しているのですが環境アセスを2年前に実施し,MABや世界遺産登録には影響がないとの判断で九電は8月18日に伐採工事を始めました。
昨日(9月14日)に,この工事現場のすぐ近くで,絶滅危惧T種に指定され環境省のレッドデータブックにも登録されている「幻のキノコ」と言われる「キリノミタケ」が発見されたのです。キリノミタケは,レッドデータブックでも「絶滅危惧I類(CR+EN)」絶滅の危機に瀕している種とされています。また「宮崎県総合博物館研究紀要,第23輯,23-45, 2003 年3月」絶滅危惧菌類「キリノミタケ」の発生状況とその環境調査」にも “キリノミタケは自然度の高い照葉樹林にしか発生せず,その理由は解決できていない。菌類を保全するには,環境を保全するしか手だてはなく,環境が破壊されることを未然に防ぐ必要がある。キリノミタケが発生する照葉樹林は希少な照葉樹林であることが一日も早く認識され,これらの環境が今後も残っていくことを願ってやまない”と報告されているように,日本では宮崎県の一部(熊本県境も含む)にしか植生していない学術的にも非常に貴重な種とされています。 (参照記事)
 この非常に珍しく,学術的にもたいへん貴重な「キリノミタケ」が,平成13年9月に九州電力株式会社から,綾町の方に提出された「小丸川幹線新設工事に伴う自然環境調査(綾町)」の重要な種及び重要な群落と題された項目の,現地調査により確認された重要な種は,表T.4−65にしめすとおり7科 15種が確認された,重要な植物の中に「キリノミタケ」が記載されていませんでした。平成13年9月に,綾町長はこの「小丸川幹線新設工事に伴う自然環境調査(綾町)」を資料として,鉄塔建設容認を表明し,同年10月に綾町議会も建設推進の請願を採択し,今の鉄塔工事へと繋がってきているのですが,この調査報告に,絶滅危惧種である「キリノミタケ」が記載されていなかったのは,環境アセスに不備があるのではないかと考えざるを得ません。
また九州電力はキリノミタケが現場付近で発見されても,鉄塔工事は影響がないものとし,工事を続行する姿勢でおります。
私共としては,一旦工事を中断し,詳細な調査を求める署名を只今行っております。キリノミタケは自然度の高い照葉樹林にしか発生しないと言われており,九州電力が照葉樹林帯を避けてルートを選定したという根拠とは大きく異なります。これは鉄塔建設に伴う環境の変化で,キリノミタケが絶滅する恐れもあるわけです。
また,MAB(生物圏保存地域)の調査とともに,今いちど他の動植物や昆虫,そして微生物等の絶滅危惧種の検証ももう一度行う必要性があることをご報告すると共に,綾町議会での鉄塔建設の容認の決議自体が,88年当時環境庁・特定植物群落の範囲の未確認も含め不完全な資料のもとに行われた可能性があることをご報告するとともに皆様方に署名のお願いを申し上げます。

※ この内容を全国の自然保護団体・菌類研究者・マスコミの方々に転送をお願いします。
http://www.bunkahonpo.or.jp/aya
から,オンライン署名ができます。
また同サイトから,署名用紙がPDFファイルでダウンロードできますのでそちらも併せてご協力いただけますようお願い致します。
また同サイトはリンクフリーですので,知り合いのサイトにどんどんリンクを張っていただけるよう個人レベルでも結構ですので,日本,いや世界中にお願いします。
これは,鉄塔建設反対のための署名ではありません。
世界遺産になる可能性がある森を何の協議や議論もなく,伐採を始めた行為に対して話し合いの場を設けてくださるよう,お願いする署名です。
締切は10月10日(金)100万人くらい集める意気込みで頑張りましょう!
※このメールを知り合いの方に是非,転送し署名を増やしてください。
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美しい自然を未来の子どもたちに…

 未来永劫,かけがえのない自然,そして貴重な文化を残していくユネスコの世界自然遺産…
いま「綾の照葉樹林」の木々が,充分な検証がされないままどんどん切り倒されています…
ユネスコの世界遺産登録に鉄塔の建設がどのような影響を与えるのか?
その検証を求める署名活動を実施いたします。是非ご協力ください。


■ユネスコ「生物圏保存地域」登録と将来の世界遺産登録のために、
 「綾・照葉樹林帯」での鉄塔工事の見合わせと再検証をお願いします。

 今般の世界自然遺産候補地検討会で「綾・照葉樹林帯」は、「照葉樹林は我々の文化の源。日本として推薦するのが好ましい」(岩槻座長)、「日本代表として世界に出したい」(大澤委員)などと高い評価を得ました。しかし、規模の問題や伐採の影響が残っていることなどから今回は最終候補地としては見送られたものの次を目指すべきとされ、「保護」と「復元」が将来の課題として示されました。また、ユネスコ国内委員会のMAB(人間と生物圏)計画委員会は、世界自然遺産候補地検討会での評価を受け、このたび新しい「生物圏保存地域」の候補地として「綾・照葉樹林帯」を選び、ユネスコに提出する資料の調査に着手しました。これらのことを受け、私たちは宮崎県民の願いでもある「生物圏保存地域」登録と将来の世界遺産登録のために、「綾・照葉樹林帯」の保護・復元構想とそれに連なる「照葉樹林の回廊構想」を展望し、国や県をはじめ、様々な関係機関などへ働きかけを始めたところです。
 しかしながら、「綾・照葉樹林帯」で踏み切られた巨大送電鉄塔工事は、このまま工事が進めば、「生物圏保存地域」登録に当たり取り返しのつかないことになるばかりか、世界遺産登録条件である「優れた自然風景美」に直接抵触することいわれています。それ故、「生物圏保存地域」登録と将来の世界遺産登録のために、「綾・照葉樹林帯」での巨大送電鉄塔工事は一旦見合わせ、影響の有無について再検証されることをお願いします。

2003年9月

綾の森を世界遺産にする会       代表   上野  登(宮崎大学名誉教授)
綾の森を守る地元有志の会       代表   福田 正照(綾町議会議員)
「綾の森と景観を守る」市民行動実行委員会 共同代表 坂元 守雄(「みやざきの自然」発行人)

■私たちも署名に賛同しています。
(財)日本自然保護協会 理事長 田畑 貞寿

●署名締切日:2003年10月10日(金)
●署名送り先及び連絡先:綾の森を世界遺産にする会  
〒880-0805
宮崎市橘通東3丁目1番11号アゲインビル2F宮崎文化本舗内
TEL 0985-60-3911 FAX 0985-28-1257
●URL:http://www.bunkahonpo.or.jp/aya

郵便振替でのカンパも、よろしくお願い致します。
(一口:500円)
《口座番号》 01760-6-102078 
《口座名称》 綾の森を世界遺産にする会

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◆ 綾の森を世界遺産にする会
◆ 代   表 上野登
◆ 事務局長 石田 達也           
◆                                 
◆ 〒880-0805
◆ 宮崎市橘通東3丁目1番11号アゲインビル2F    
◆ 宮崎文化本舗内                    

◆ 電話:0985−60−3911
◆ FAX:0985−28−1257               
◆ 電子メール:office@bunkahonpo.or.jp <mailto:office@bunkahonpo.or.jp>
         
◆ ホームページ:URL: http://www.bunkahonpo.or.jp  

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