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アイガモも牛乳も「農薬」?

「農薬取締法」の問題点

埼玉県でオーガニック植木屋を営んでいる曳地義治&トシです。
「オーガニック・ガーデン・ブック」という本を昨夏出版し、
ニンニクやごま油で作る防除剤のレシピなどを広めるべく、努力しています。

「地球村」のMLに「農薬取締法」の問題点をまとめたものがありました。
長文ですが、日本の農と食の将来を考えると、とても大切なことですので、
転送させていただきます。

「農薬取締法」は化学合成農薬に対しては事実上規制緩和です。
作物の「グループ化」により、マイナー作物(生産量が年間3万トン以下の
もの)への適用が拡大され、化学合成農薬会社は開発コストを削減できます。
なおかつ販路も拡大できます。
マイナー作物を一つのグループにして、それぞれの作物に使用できる農薬は
グループ内すべての作物に使用できるように、用途が拡大されてしまうのです。
個別の毒性試験をしなくてもよくなるので、使用できてしまうのです。
このように化学合成農薬には規制緩和をし、自然の素材で作るものを
取り締まるというのでは、真の意味での「農薬取締法」にはなっていません。
「農薬取締法」というのに、農薬会社で反対している声は聞きません。
反対しているのは、有機農産物を生産していらっしゃる農家や、食の安全を
求める消費者などであることが、この法律の中身を示唆していると言えるで
しょう。

仮に1月30日の「特定農薬」決定に至ってしまったとしても、あきらめずに、
今後も農水省や環境省に意見を言い続けることが大切だと思います。
そうしないと、ますます化学合成農薬会社に都合のいいものになってしまったり、
有機農産物生産者や消費者にとって規制をかけられるものにエスカレートする
可能性もあるからです。
いつまでもウォッチングしていくぞ!という姿勢を示し続けることと、
化学合成農薬を使用しない方向へ働きかけることが必要になってくるのでは
ないでしょうか。

-------------------------------------
トシ&ハル
E-mail amane-do@xg7.so-net.ne.jp
URL http://homepage.mac.com/amanedo/
-------------------------------------

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高木善之です

アイガモやアヒル、カエルは農薬ではありません。
有機農法の広がりに対して規制をかけようとする
この悪法を廃案にしましょう!
ぜひ、意思表示を!

★☆★***どこに私達の意見を出していけばいいか***★☆★

食の安全・安心のための生産資材等につき講ずべき措置についての
意見・情報の募集
農林水産局生産局  平成15 年 1月7日

1 意見・情報の提出方法
(1)インターネットによる提出
(2)〒100−8950  東京都千代田区霞ヶ関1−2−1
      農林水産省 生産局 総務課 法案検討室
(3)ファクシミリ  03−3506−3618

 農水省ホームページ : 
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20030107sk_1.html

2 意見、情報の提出上の注意
  提出の意見、情報は、日本語に限ります。また、個人は、
  住所、氏名、性別、年齢、職業を、法人は、法人名、所在地を
  明記してください。
 これらは、公表する場合もありますので、ご了承願います。
 (公表の際に匿名を希望される場合は、意見提出時にその旨、
 書き添えてください。)

 なお、電話での意見、情報はお受けしませんので、ご了承願います。

3 意見、情報の提出の締め切り日
     平成14年1月21日 (郵送の場合は消印有効)

★☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ”アイガモは農薬?”農薬問題集会参加報告です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆★

これはものすごく根が深い問題だって思いました。
農薬を使うようにさせたい側の苦肉の策、、。
ため息が出るほどひどかった!!(参加した方より)

>> どうしてこんなとんでもない法律を作ることになったか <<
  
※原因
 昨年7月に発覚した、「無登録農薬長期使用問題」への対応が
 必要になったこと。
      
この「無登録農薬」は、超危険農薬で、その多くは事実上の密輸品だった
が、かなり平然と、全国43都道府県で、長期にわたって、広範囲で使
われていた。

農産物委員会の委員長のような立場の人でさえ、平気で使っていた!
発がん性、催奇形性、ダイオキシン汚染、という、ひどいものだった。
国産の農産物の安全性が完全に失われてしまって、早期の対応が必要になった。
今の「農薬取締法」は
危険な農薬の流通、使用規制に関して、全くのざる法なのです。

★実は、「農薬取締法」とは、農薬業界の管理育成法として、産官学の
共同体で作られていて、しっかりと農薬を使うように農家に指導するの
が仕事で、危険性の管理は全くないのだそうです!
農薬会社がやっているのだから、この体制での厳しい安全性管理は
不可能で、危険ではないという情報のみが農家に届いていたのが実態。

★そこで、危険農薬を規制するのではなく「アイガモが農薬」になったのは?
 農薬取締法を大急ぎで改正するにあたって、
「農薬登録」と「無登録農薬の使用禁止」を厳しく実施することにした。
ところが、「農薬登録」されていない病害虫防除技術は、有機農業の世界
にはいっぱいあって、それらを病害虫防除のために使うと、
「無登録農薬使用」となって、取締りの対象になってしまう、ということ
 で、
みんな「登録農薬」に入れてしまえばいい、、ということになって、
今、その資材にあたるものを決めようとしているところです。

そう、改正の方向が完全にすげかえられているのです。

今、問題にしなくてはいけないのは、無登録で平気で使われてきた
危険な化学合成農薬であって、有機農業が培ってきた、
病害虫対策技術全体ではないのに、そこがぼかされている!

今、必要なことは、「特定農薬」の新設をして、アイガモを農薬にする
ことではなく、農薬取締法で対象とする「農薬」定義を
「化学合成農薬」「農業、林業等で使用される毒性化学物質」
「環境放出型毒性化学物質」などに改めこと、
農薬の毒性を認識して、脱農薬、の方向へ向かうこと。

実は、農薬取締法における幅広い「農薬」の定義は、
農薬共同体の権益領域を拡大し、彼らの仕事と利益を作り出すのに
不可欠の事項なんだそうです。
「特定農薬」の新設で、有機農業まで農薬共同体の管理下に
おかれてしまうのです。

>> 改定内容と問題点 <<これがまた、ひどい!
※削除された項目: 
   防除業者の届出、防除業者に対する監督、
   作物残留性農薬の使用規制、
   土壌残留性農薬の使用規制、
   農薬安全使用基準 など

★届出制が削除になって、農薬を大量に散布する業者も一般の
使用者もいっしょの扱いになる。特別な規制なし、届出の義務なし。
土壌残留性なんかも配慮しなくてよくなって、
自然環境、生活環境汚染への配慮が軽視されている!

※追加された条文: 使用禁止、農薬の使用の規制、農薬の使用の指導

★無登録農薬を使った人への罰則だけが厳しくなっていて、
農水省、行政、業者の責任は一切省みられていない。

★登録農薬と特定農薬しか使えない。
農水省、環境省の使用基準に完全に従ってつかわないと、
三年以下の懲役、100万円以下の罰金!
使用者に対して、だから、農家だけでなく、ベランダ菜園で
農薬を使っても、使用を間違えたら、逮捕されることになる!
私達も対象です。知らなかった!

★☆★***どこに私達の意見を出していけばいいか***★☆★

食の安全・安心のための生産資材等につき講ずべき措置についての
意見・情報の募集
農林水産局生産局  平成15 年 1月7日

1 意見・情報の提出方法
 (1)インターネットによる提出
 (2)〒100−8950  東京都千代田区霞ヶ関1−2−1
    農林水産省 生産局 総務課 法案検討室
 (3)ファクシミリ  03−3506−3618

 農水省ホームページ : 
 http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20030107sk_1.html

2 意見、情報の提出上の注意
  提出の意見、情報は、日本語に限ります。また、個人は、
  住所、氏名、性別、年齢、職業を、法人は、法人名、所在地を
  明記してください。
  これらは、公表する場合もありますので、ご了承願います。
  (公表の際に匿名を希望される場合は、意見提出時にその旨、
  書き添えてください。)

  なお、電話での意見、情報はお受けしませんので、ご了承願います。

3 意見、情報の提出の締め切り日
  平成14年1月21日 (郵送の場合は消印有効)

+++他に、「食品安全基本法骨子案」について、内閣官房食品安全委員会
設立準備室が、意見募集を行っています。(1月17日まで)

     「首相官邸」のホームページ参照  
   (トップページの一番下の下の下の右端)

  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/shokuhin/comment.html

★☆★ どんなことを提言していいか、まとめてみました。ご参考に ★☆★
 
今回の農薬取締法改正に伴い、有機農業で工夫、使用されてきた、
「農薬」を使わないための、アイガモ技術や、安全な食品を利用した方法が
「特定農薬」という名の「農薬」に指定され、「農薬」を使っていることに
されること、消費者としても納得できるものではありません。

「登録農薬」と、「特定農薬」の違いは、区別出来にくく、
登録化学農薬は減らし、特定無害農薬は増やす、ということになり、
農業現場でも、消費者のあいだでも、とても混乱します。

そこで私達は、危険な農薬を規制し、食の安全を守り、農薬を使用する
農家の人の健康を守り、地域の自然環境、生活環境を守っていくために、
次のことを提言させていただきたいと思います。
1.「特定農薬」の指定をやめ、有機農業において使用される無害の
  病害虫防除資材類を包括的適応除外とする。また、「特定農薬」の
  規定の根本的な見直しを行う。

2.農薬の多くは、毒性の強い合成化学物質で、それが生活する場所の
  すぐ近くで日常的に大量に使われているということは、大問題だと思いま
  す。
 このことに関しては、
 ● 農薬の危険性の正確な情報の公開と厳しい規制
 ● 農薬を使わない農業技術の促進保護と、脱農薬の方向を進める。
 ● 不要農薬の回収、処理を国と農薬業界の責任とする
   社会システムをつくる。

 私達の食べもの、生きる土地、自然の汚染に対しては、農業者だけでなく、
 私達全国民が大きくかかわっていることだと思います。
 生産者と消費者、行政、企業もいっしょになって、本当の安全な農業を守って
 いきたいと強く願うものです。
 再度のご検討を、どうぞよろしくお願いいたします。

★☆★*************************★☆★
もっと詳しくいろいろ聞きましたが、こんなところがポイントかと思い
ました。農薬をもっと使わせたい人達だけで、法案が検討され、可決さ
れているとのことでした。
とっても矛盾だらけのこの改正農薬取締法は、12月に本会議で可決
されていて、3月11日には、施行されます。
1月30日の審議会で「特定農薬」を決めてしまうそうです。
1月21日、農水省、1月17日首相官邸のパブリックコメントの締め
切りです。それまでにみんなでいっぱい、意見を出しましょう!
みんなでやればきっと止められると思います。

*******************************

(ご参考)以下に呼びかけ団体一同からのアピール文を添えます。

  1/12  農薬問題緊急集会ーーアイガモも牛乳も「農薬」か?
            これはおかしい! 改正農薬取締法

        集会アピール (案)

 アイガモや牛乳が「農薬」指定されるなんてあまりにも変です。
悪い冗談は止めて下さい。
今、農林水産省は、有機農業などの農薬を使わない農業のために
農家が工夫し、開発してきたアイガモ技術や食品である牛乳や食酢を、
作物の病害虫防除や除草を目的に使うからと、「特定農薬」という
「農薬」に指定する準備作業を進めています。
これは、昨年の「無登録農薬」問題への対応として農薬取締法が改正された
ことに伴う措置ですが、農薬(日常の用語では、ふつう化学合成農薬を指す)
を使わないためのさまざまな栽培技術を、国が勝手に「特定農薬」に
指定することになっています。
もしもこの措置が強行実施されれば、有機農業は「特定農薬」使用農業
になってしまいます。減農薬栽培農産物も、(化学合成)農薬は減らし、
(特定)農薬を増やす、という矛盾をきたし、農業現場でも、消費者の
あいだでも、混乱します。
農業問題緊急集会に集った私たちは、農林水産省がいま進めている
「特定農薬」指定作業を直ちに中止し、法律改正をやり直し、有機農業に
影響が及ばないよう、有機農業において使用される資材類の包括的適応除外、
「特定農薬」の規定及びその手続きの根本的改定を強く訴えます。

農薬は農地・農村というオープンな環境に大量かつ日常的に放出使用
される有害な合成化学物質です。これまで国が許可してきた農薬の中には
発ガン性、ダイオキシン、環境ホルモンなどが指摘されている有害物資が
たくさん含まれています。しかも最近では農薬は都市においても広範に
使用されるようになっています。農薬は、食べ物の安全、農薬が使用される
地域の自然環境と生活環境、農薬を使用する人の健康に、重大な危害を
及ぼしつつあります。これらの危険を回避し、安全を確保していくには、
取締り強化だけでなく、農薬についての危険性情報を広く社会に公開して
いくことも不可欠です。
しかし、農水省は農薬メーカーから提出された危険性データの公表を
頑なに拒み続けています。農薬問題緊急集会に集った私達は、農林水産省の
情報隠蔽に強く抗議し、 農薬の危険性についてのデータの即時完全公開を
要求します。

「無登録農薬」問題の背景には、農薬規制についての国の重大な失政が
ありました。ダイホルタン、プリクトラン,PCNB剤 などの発がん性農薬、
催奇形性農薬、ダイオキシン農薬など、危険きわまりない農薬が、大量に
販売され、使用されていたのです。しかもそれらは、輸入されたり、国内の
化学品が転用されていました。こうした事態が少なくとも、10年以上は
続いていたのです。
 これは国が、農薬の取締りをまじめに実施してこなかった結果です。
この間、国は、農薬メーカーと一体となって農薬使用を奨励する政策を
とり続けてきました。「無登録農薬」問題は、明らかに国の重大な失政です。
これを苦い教訓として、国は、危ない農薬の使用を禁止し、危ない農薬の
使用規制を強化すると共に、農薬使用の大幅削減へと方針を大転換すべきです。
ところが、昨年の農薬取締法改正では、国はこのような農薬奨励政策を
反省し、見直すのではなく、農薬の使用拡大につながる対象作物のグループ化や、
さらに「特定農薬」などの珍妙な新制度をつくるという方針を打ち出したのです。
アイガモを「特定農薬」に指定することなど、国民は誰一人望んでいません。
国民が望んでいることは、危ない化学合成農薬を厳しく規制し、
脱農薬の農業を広げていくことです。
また、農家を農薬メーカーと同列に扱うのではなく、農家が有機農業に
向けて積極的に取り組めるよう、制度面・予算面から政府が強く支援して
いくことです。
農薬問題緊急集会に集ったわたしたちは、農林水産省が農薬奨励の政策
を改め、農薬規制、脱農薬の推進に政策転換することを強く要求します。
−−−−−−−−−−−−−
主催団体(呼びかけ団体): 
全国産直産地リーダー協議会・日本有機農業研究会・食農ネット・
反農薬東京グループ・全国合鴨水稲会・有機農業推進協会・
ポラン広場全国事務局・ IFOAMジャパン・鹿児島県有機農業協会
山梨有機農業市民の会・東都生協 ・ 日本消費者連盟・
首都圏コープ生産者消費者協議会・大地を守る会・民間稲作研究会・
土と文化の会・青森県有機農業研究会・三多摩たべもの研究会・
(財)自然農法国際研究開発センター・日本オーガニック検査員協会・
ヤマキ醸造株式会社・かごしま有機生産組合・ アファス認証センター
「たべもの」の会(松江市)・JAみちのく安達二本松有機農業研究会・
愛媛県有機農業研究会     (1月6日現在 26団体)

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