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113年目のウーンデッド・ニーまで、巡礼始まる!

こちらの16日、アメリカの日付で12月15日は、フンクパパ・ラコタの偉大
なチーフであり、聖者であったシッティング・ブルが殺された日にあたります。
その時、指導者を失った彼のバンドの約100人が、チーフ・ビッグ・フットの
一団に合流し、騎兵隊に追い立てられ、ウーンデッド・ニーに向かい、そして、
12月29日、武器を取り上げられた無抵抗の女、子供を含む約300人が虐殺
されました。いまから113年前の1890年、クリスマスから4日後の事です。

その時の生き残りであったブラック・エルクは、晩年「ブラック・エルクは語る
〜スー族聖者の生涯」の中で、こう語っています。

「その時何人の者が死んだか知らない。いま老年という高みからふりかえってみ
ても、殺された女や子どもが曲がりくねった谷に沿って積み重なり、散らばって
いたありさまを、当時のまだ若かった私の目が見たままに思い出すことができる。
そして私は、その時血に染まった泥の中で何かが死に、それは吹雪に埋もれてし
まったということがわかる。人びとの夢がそこで死んだのだ。それは美しい夢だ
った・・・くにをまとめていたタガが外れ、すべてがばらばらになった。もはや
中心というものがなくなり、神聖な木は枯れてしまった。」

それ以降、約1世紀が過ぎようとした1986年、その時にばらばらになった聖
なる輪(SACRED HOOP)を、もういちど修復するために始めたのが、チーフ・アー
ボル・ルッキングホースたちによる「BIG FOOT RIDE・ビッグ・フットの馬の行進
」です。以来、毎年12月の15日、シッティング・ブルが殺された同じ日に、
同じ場所から、29日のウーンデッド・ニーまで馬の巡礼は続けられています。

そして、このことを通じて「World Peace & Prayer Day 世界平和と祈りの日」へ
と、つながっていきました。 http://www.wppd2004.org/

丁度、冬至をはさみ、こちらの30日まで、行進は続けられます。

昨年、参加させてもらいましたが、この時期のサウスダコタは、厳しい寒さの時
で、100周年にあたる1990年の時などは、零下40度にもなったそうです。

僕たちも、心だけでもウーンデッド・ニーに向かい、祈りをともにしませんか。

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ハル

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